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ブンガクについて 

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「クローズアップ現代」 って番組あるでしょ?

お堅いテーマが多い番組だけど、司会の国谷裕子(くにやひろこ)さんの優しい表情とやわらかな語り口が印象的ですよね。

先日のテーマは
「ブンガクに異変アリ!?~台頭する若手作家たち~」
要は、インターネットが活字文化を再生したってこと。

インターネットが普及し始めた頃、当時の大人たちは若者たちの活字離れをとても心配していました。
文章を書いたり、本を読まなくなるのじゃないかって。
でも、結果はまったく逆でした。
web日記、メール、掲示板、チャット…、私たちはひたすら文字を書き始めたのです。
自分の言葉で自分を表現する喜び。。

私だってインターネットがなかったら日記なんて書いていないと思う。
紙じゃ長続きしていないはず。
それに、インターネットなら人に読んでもらうこともできる。
みんなが書き手でみんなが読み手。

昔は10万人の読者をもった1人の作者がいた時代。
今は10万人の読者をもった10万人の作家がいる時代。
最近はメール世代の十代の子たちがどんどん文学賞をとっているのです。

文芸書の売り上げも去年は8年ぶりに上昇したとのこと。
これって多分300万部以上売り上げた「セカチュー」も影響していると思うけど…。

でもね、文章って難しい。
やっぱり才能です、感性です。

江國香織さんのように、文字だけで、その場にいるような、その人に触れているような、五感を刺激する文章が書けるってスゴイと思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その時、私のコートのポケットの中で、携帯電話が鈍い音をたてた。
私は立ち止まってその黒い器械のボタンを押した。
「もしもし?」
7割方は、母からだろうと思っていた。でも残りの3割は期待していた。
「陽子?」
たちまち全身の皮膚がやわらかくなった。
「アパートに電話したら留守だったから」
湿り気を帯びたやわらかい声が言う。
「留守よ。動物園にいるの」
私は説明した。嬉しくて、声がどんどんあかるくなるのがわかった。

~江國香織「動物園」より抜粋~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
シンプルなのになんて情感豊かな文章なんでしょう。。

ふみ
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